最近は、晩ご飯係から開放されつつあるので、
仕事帰りに本屋で立ち読みとかしています。
本屋で、それもカメラ本なんかを貪り読んでしまったがため、
フィルム回帰な気分になって、
モルトがボロボロになっていたから使う気分にはなれず、
放ったらかしにしていた
リコーのとてもかわいいコンパクトカメラFF-1sのモルトを張り替えたり、
ファインダーのお掃除なんてことにまでトライしてしまいました。
コンパクトカメラなだけに、小さいので作業に意外と時間がかかりました。まずは、ボロボロになっているモルトのサイズをノギスで測って型紙(白)を作ります。
ボロボロで粉状になっているモルト。
綿棒に染み込ませてベンジンをそのボロボロのモルトにしみ込ませてしばらく待ちます。
端のほうで竹串でつつくように様子をうかがうと、剥がれてくるので、後はピンセットで引っ張ると、面白いようにスルスルと剥がれてきます。
すっかり全部剥がしました。
作っておいた型紙(白)をモルトを剥がした場所に置いてみて、サイズの修正をします。それから新しいモルトを修正した型紙に合わせて切ります。
私が使った新しいモルトは、片面がシールになっているタイプで、水(か出来ればアルコール)を塗ったらちょっとの間シールの粘着力が押さえられるので、シール面に綿棒で水を塗ってからゆっくりモルトを貼っていきました。貼る時は、竹串が大活躍でした。
そして、そして、ファインダーも、のぞいたらうんざりしてしまうぐらい曇っていたのでどうにかしたいと・・・。
前も後ろも汚れています。
分解?してトライです。そんなこと初めてします。どうなることやら。
まず、トップカバーを外すために巻き戻しクランクの軸にあるネジを外します。精密ドライバーが小さ過ぎたら力が入らず、なかなか外せませんでした。もう一回り大きい精密ドライバーを使ったら簡単に外れました。(こんなにいろんな種類の精密ドライバーは普通の家にはないはず。うちにあるのは父が道具おたくだからです。父に感謝!)
クランクを外したら、小さいネジが。今度は精密プラス(+)ドライバーです。
ネジみっつ。外してもトップカバーは外れません。なーぜー???
モルトの張り替えを自分でしている人は沢山いるみたいだったので、ネットで調べたら、貼り革の下にもう一つ隠れてるそうです。
カッターで貼り革を剥がしたら、ありました。貼り革の接着剤がネジに付いていて接着剤の色が緑色っぽく変わっていました。(表のRICOHの文字のすぐ下の。)
計4つのネジを外したら、やっとトップカバーが外れました。カメラの中身、初めて見ましたー。なんだか美しい小宇宙です。
最後の貼り革の下にあったネジは他のみっつのネジより長さが短かったです。
ファインダーのレンズ、汚いです。まず全面の側のレンズから取り組みました。
レンズの横に三角に欠けた部分があるので、そこからレンズをコジ開けたら、パカッとレンズが外れました。はめ込んであっただけです。
レンズクリーナーで磨いて、中にあったもう一枚のレンズの外側までは、綿棒で磨けました。でもこの二枚目のレンズを外す切り欠けはなく、外すにはきっと上の緑色の基盤みたいなのも外さないダメみたいなので、(基盤を外すとなるとハンダづけとかもしなければならなくなりそうだったので、)そこまでする元気はなくてあきらめました。
そして、接眼する後ろ側のレンズも同じ要領で外そうと切り欠けをこじ開けようとしたのですが、レンズのほうが欠けてきたので、結局、外すのはあきらめました。
あーあ、結局半分しか綺麗にならなかった。悔しいけど、以前よりはましなファインダーになったハズ。深追いはして壊してしまっては元も子もないので潔く諦めました。なんか消化不良な感じですが、素人なので、仕方がないです。
コンパクトで、レンズを収めたら、まさに手のひらサイズなので、このちっちゃい感じはまさに小さいもの好きな私のお気に入りサイズです。GX100とほとんど変わらない大きさです。試し撮りしなければ・・・。でもなかなか撮影に行くヒマがないです。とほほ。
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スポンジみたいなクッションみたいな。
要は、すき間テープってことね!
防風(すきま風を防ぐ)のためか、遮光のためかの違いで。
それにしてもカワイイカメラだ。おもちゃみたーい。
そうそう、隙間テープだ。
A型仕事ではないので多少あちこち短かったりしたのだが、
ちまちま張り替えるのは図工の時間みたいで楽しかった。
まさに手のひら(に乗る)サイズで、軽いしカワイイでしょー。
軽いから、手ブレしないように気をつけないとだよ。