去年の8月アフガニスタンで武装集団に拉致・殺害された、
NGO「ペシャワール会」の職員だった伊藤和也さん(当時31歳)の
追悼写真展「アフガンに緑の大地を」を見て来ました。
会場には写真と共に、菜の花も飾られていたのですが、
伊藤さんのご両親が「伊藤和也アフガン菜の花基金」を設立したからなのでしょう。
現地での「ペシャワール会」の活動ぶりもよくわかる写真展で、
痩せこけた土地を整備して見事に緑が復活したビフォー・アフター
な写真や、用水路を作る作業の様子、お茶の栽培にチャレンジしたり、
サツマイモの収穫、田植えをしている姿など、
活動している伊藤さんの写真も沢山あったのですが、
伊藤さんは全くもって外国人には見えない程、
現地に溶け込んでいるように見えました。
伊藤さんが撮った写真は、アフガニスタンの人々の、
とりわけ子供達の素敵な笑顔が溢れていて凄かったです。
イスラム教徒の人々は写真を撮られることは忌み嫌うので、
こんな笑顔の写真は、旅人ではまず撮れないと思います。
現地でしっかりと人々と共に働き、信頼関係を築いてきた5年だったであろうことが、
伊藤さんの撮ったどの写真からも伝わってきました。
福岡では今週末15日(日曜)17:00までの開催ですが、
愛知、名古屋、京都、仙台、と順次開催されるようです。日程はコチラ。
多くの人に見てもらいたい写真展です。
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