ボスの友達に超カメラ好きな人がいて、オールドカメラのコレクションが凄い。
それも、どのカメラも大事大事に飾っているだけというわけではなく、
ちゃんと使って写真を撮っているらしい。
まだ撮った写真は見せてもらったことがないけれど、
そのうち見せてもらいたいと思っている。
そんなカメラのコレクションを、片っ端からあれこれ見せてもらって、
古い道具の持つ美しさにため息吐息・・・。
マニアにとっては涎唾もの、ライカやニコン。
コレクションされているカメラたちはどれも美しくて、
ずっしりとした重みがあるところがたまらない。
どれもまだ生きていて、写りもよくて、
やっぱり道具は使ってなんぼだよ、とのことでした。
そんな中に、私がいつの日か欲しいと憧れている
ハッセルブラッドもあって、見せてもらって大感激。
ファインダーをのぞかせてもらったりして楽しい。
思わず、自分でもちゃんと使えるかどうか試してみたいので、
貸してくれませんか?とおそるおそるお願いしたら、
あっさり「いいよー」とのこと。
で借りちゃいました。ハッセルブラッド500C/M。
明るくてクリーンなファインダーが羨ましい・・・。
でもピント合わせがとても難しく、四苦八苦。なーぜー?
現像した写真は、いまいちピントが合わせたいところにあっていない。
カモにピントを合わせたつもりが、もっと手前の雑草に合ってるような・・・。
これは、蓮ではなくて、奥の雨が降っている水面に合ってるし。
これもひまわりの花にピントを合わせたつもりが、手前の葉っぱあたりに合ってるし。
ばあちゃんの使っていたローライコードよりも、
大きくて明るくて奇麗なファインダーなのに、
なんでこんなにピント合わせが難しいのだろう。
ローライコードで撮った写真はこんな↓にばっちりピント合わせが出来るのになぁ。
私にはハッセルブラッドを使うのはやっぱりムリなのかー、
とがっかりして、返す時に、
「ファインダーは明るいのにピント合わせが難しかった・・・。
私には使うのは無理かも・・・。」と言ったら、
「あっ!ファインダーは、俺の視力に合わせて+1.5かなんか違う
やつに替えてる!言ってなかったね。ごめん。」とのこと。
そうだったのか、持ち主の視力に合わせていたなら、
ファインダーが違えば私にも使えるのか?
カメラ好きの私の父に撮ってもらった時も、
ピント合わせは別にそんなに難しくないよ、と言っていたので、
多分、私の父と貸してくれた人は同じような視力だったのでしょう。
ごっついし、重たいし、持ち歩きには向いてないからこれを普段使うのは、面倒くさいよ、
と持ち主は言うけれど、あのカメラ自体の美しさといい、
写真の写りといい、超、私の好み。
使いこなすとまではいかなくても、もうしばらく撮っていたら、
3本目のフィルムぐらいでようやく、こんな感じの写真が撮れた。
ピント合わせも度数の入っていない?ファインダーでやってみたら、
どうにか合わせることができている。
お気に入りの護国神社の狛犬もカッコイイ写り!
扱い方はすごくシンプルだったし、あとはたくさん撮ってカメラを使い込んでいけば、
そのうち使いこなせるようになるかなぁと淡い期待を抱いてしまいました。
もう返してしまったのですが、借り物ではなく自分のが欲しくなります。
泣く泣く返してからも、貸してくれた人に会う度に、
「もう注文したか?」「買ったか?はよ、買わんとなくなるよー。」
と悪魔のささやきが・・・。
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