flickrで自分が撮った写真をshareしていると、
時々、写真を使わせて欲しいというメールを、
世界中からもらうようになりました。
ちゃんとクレジットを載せてくれるとか、写真を改変しないとか、
リンクを貼ってくれると連絡をくれる人には、
出来るだけ協力しているのですが、
これは、モノクロになるんですけれどと言われて、
どうしようかと悩んだけれど、
フランス語で日本文化を紹介できるという
嬉しい目的もあったので、使ってもらいました。
すると、完成品を2冊も送ってくれました。
日本のマンガのフランス語版です。
日本の漫画はフランスでも大人気だそうで、
フランス語訳をして発行しているフランスの編集部の方から
連絡があったのです。
十二秘色のパレットの2巻の巻末に、金太郎飴の解説をする頁があって、
実物の写真があったほうがわかりやすいだろうということで、
写真をネットで検索して、私の撮った写真を見つけてくれたそうです。
元の写真はこれ。
この写真では金平糖も写っているので、わかりにくいのでは?
と思って、他の人が金太郎飴だけを撮った写真とかを
使ったほうがいいのでは?と言って他の人の撮った写真を提案したのですが、
編集部の人は、この写真を気に入って
どうしてもこの写真がいい、ということになったそうです。
この金太郎の顔、カッコイイですもん。
気に入ってもらえたのもわかる気がします。
加工されてどんなモノクロにされるかわからないのも
いやだったので、モノクロに加工してから、送りました。
年が明けて、出来上がったフランス語版が出版できたのでと、
フランスの編集社から送られてきました。
写真は小さくしか使えなかったので申し訳ないと
編集者の方は恐縮していましたが、
小さくても写真があるほうがわかりやすい、と思いました。
形になると嬉しい。
インターネットってすごく世界が近くなるとつくづく思います。
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