元旦から九州国立博物館でゴッホ展が開催中です。
(これは福岡市と周辺の中学・高校15校の美術部員など220人が
「美の種 ひまわりプロジェクト」として、
ヒマワリの種を貼って作ったたモザイク画のゴッホの自画像です。
博物館の1階に飾ってありました。)
以前、若冲展がお正月から九州国立博物館で開催された時は、
お正月に行ったら会場に入るにも会場の中で展示を観るにもすごい行列で、
待ち時間が相当かかったので、このゴッホ展には、
平日に行ったのに、駐車場に入るのにも並んでいました。
会場には待たずに入場は出来たけれど、
会場に入ってからの人の多さに、今日は平日なのに?と驚きました。
週末とか祭日はもっと人が多くて混むんだろうと思われます。
平日に行って大正解でした。2月13日までです。
まだ観てない人はお早めに。
ゴッホという天才の知られざる努力に圧倒されました。
執拗なまでに絵画の基礎であるデッサン力をつけるために素描を描き続け、
有名な画家の絵を模写して練習し続け・・・。
そういうことを知ると、
きっとこの絵の裏には何10枚、何100枚もの
デッサンがあったんだろうなぁと想像できるようになるので、
(実際、デッサンなども一緒に展示されていました。)
絵の見え方がどんどん変わってきます。
それに、独学なのです。
独学で、あれだけの自分の画風を確立できるとは。
あんな凄い絵を描いていたのに、37歳で死んだ時も、
無名だったなんて信じられませんでした。
生きている時には1枚しか売れなかったとか。
あの絵に誰も気づかなかった?信じられません。
画家になって10年ぐらいしかないのに、
その10年の間に、あんなに画風が変化するのも凄いです。
とても生き急いだ人だったように思いました。
見終わったら、1本、ドキュメンタリー映画を観たような、
そういう展示でした。見応えあります。
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