2006年09月22日

藤田嗣治展

P1010367.JPG

広島まで観に行った甲斐があった。

見に行く前に、友だちが東京で買ってもらったという

この展覧会のカタログを見せてもらっていたけれど、

わかってはいたけれど、やっぱり全然違う。

ラインは細く繊細で美しい。

細かいアウトラインはついつい近寄ってしっかり見たくなる。

さらに、藤田がサイン代わりに描いたとも言われる猫なんて、

髭の一本一本までがフワフワ繊細で生きているかのようで、

つい触りたくなるぐらいだった。

藤田独特の乳白色も、吸い込まれるような魅力があり怪しく美しい。

自画像が思っていたよりとても大きかったのが意外だったけれど、

そういう発見も展覧会で実物を見ることの楽しさだ。

ガイドを聞きながら鑑賞し、十分堪能して気がつけば二時間以上。

でも、これが地元の福岡での開催だったら、何日も通ったか、

もっと長居していたに違いない。

広島まで観に行った甲斐ありました。

藤田の作品は素晴らしかったので大満足。


広島県立美術館で10月9日まで開催中。

posted by アンジー at 16:03| Comment(0) | TrackBack(0) | architecture: 建築/美術館/椅子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック