ローライナー(rolleinar)という、
近接撮影が出来るフィルターレンズを入手しました。
ローライナーはローライナー1、2、3とあって、
それぞれ近接出来る距離が少しずつ違って、
私が入手したのはローライナー2です。
もうちょっと寄って撮りたいといつも思っていたので、
ローライナーの存在を知り、調べまくって探しました。
私の使っている祖父母のローライコードは、ローライコードUで、
戦前のもので(ということも実は意識した事がなかったので、
知らなかったに等しい。)、そうなるとローライナーは
rolleinarとrolleiparkeilという3枚のレンズで1セットのものだということも
よくよく調べてやっとわかりました。
で、ヤフオクで出品されていたので入手しました。
左から2枚がrolleinarでその隣のちょっと厚い1枚がrolleiparkeilです。
その隣は、最近祖母の家で父が見つけたレンズフードです。
イエローのフィルターが付いていました。
父が祖母から譲り受けたのに、父に内緒で使っていたので、
このレンズフードもこっそり使わせてもらおうと思っていた矢先に、
私が内緒で使っていることが、父にバレてしまいました。
取り返されるかと思ったけれど、黙って使わせてくれています。
イエローのフィルターって何に使うの?と思って調べたら、
大幅に「青」をカットするために、補色の「Yフィルター」を使って
「480nm以下」の波長をカットしてモノクロのバランスを整えるために使うそうです。
「青」をカットする分「光」が減るので「+1絞り」の補正が必要だとか。
祖父母がこのカメラを使っていた頃はモノクロ写真しかなかったから、
イエローのフィルター大活躍だったんだろうなぁ。
レンズフードはケースにはSuehiroと型押ししてあって、
中に入っていたレンズフードにはWalzと書いてありました。
walzは戦前からライカやコンタックス、ローライ用の
フィルターやフードを作っていた用品メーカーだったそうです。
いろいろ調べると面白い〜。
ローライナーも後期のものは、
rolleinarとrolleiparkeilが一体型になっていて、レンズ2枚のセットだとか。
戦前型のに使えるのは、3枚のレンズで1セットということまでわかっても、
rolleiparkeilが何なのか知らなかったので、また調べたら、
やはりわからない人は世界にいるわけで、
flickrのグループdiscussionで尋ねてる人がいたのでわかりました。
近接撮影時にヴューレンズ側の光軸を撮影用レンズの光軸に近づけるためのレンズです。
ということは、rolleiparkeilはヴューレンズに着けるのかぁ。
rolleinarはヴューレンズと撮影用レンズに着けて、
ヴューレンズにさらにrolleiparkeilを着けるのね。
というわけで調べまくってようやく付け方もわかり、
レンズフードも着けてフル装備のお姿を。
あー、佇まいも美しい。
最初に撮った写真は我が家の桜。
手の届く距離で撮れるから、楽しい。