2012年06月17日

裏切りのサーカス

裏切りのサーカスposter.jpg
Jack English (C) 2010 StudioCanal SA


ゲイリー・オールドマン、好きです。
でもこの映画は、ブラック&ホワイトに出ていたトム・ハーディが
一体どういう役で出るんだろうと思って見に行きました。
ポスターとかパンフレット見ても最初、トム・ハーディがどこにいるのか、
全然わからなかった。このポスター見てもさっぱりわからない。
髪の毛の色が違うだけでこんなに違う人になるなんて驚きでした。
ブラック&ホワイトとは打って変わって全然違うシリアスな映画だし、
トム・ハーディーもシリアスな役だし、全然わからなくて当然という感じ。
ブラック&ホワイトを見た後、DVD「ドット・ジ・アイ」を見直したら、
その中ではチョー若者役で、確かに本人も若いし、でも髪も短くて、
ブラック&ホワイトの中のトム・ハーディは、
ドットジアイの中のトム・ハーディがそのまま大人になった感じだったので、
出てきたらすぐわかりました。
でも、この裏切りのサーカスの中のトム・ハーディには最初全然気づかない。
化ける俳優だなぁとつくづく思いました。
次のバットマンの最新作、ダークナイトライジングでの悪役も楽しみ。

物語は1960年代のロンドン。
ある作戦の失敗でイギリスの諜報機関サーカスを引責辞職したジョージ・スマイリーに、
ある日特命が下される。それは、いまもサーカスに在籍する4人の最高幹部の中にいる
裏切り者=2重スパイを探し出せというものだった。


物語の内容といい、映像のトーンといい、俳優陣の抑えた演技といい、
全てが渋い。イギリスの俳優陣の魅力満載でクラクラします。
60年代の雰囲気、ファッションとか走ってる車とか、
ものすごく好みだったので、うっとりしてしまいました。
うっとりしてぼやぼやしていると、
物語から置いてけぼりを食わせらるので注意しなければなりません。

ゲイリー・オールドマンやコリン・ファースもいいけれど、
新たにイギリス人のステキな俳優を発見してしまった、ミーハーな私。
ゲイリーオールドマンがスマイリーで、
裏切り者の二重スパイを探す話なのですが、
スマイリーの手伝いをしてくれる若い現役のMI6の諜報員を演じたのが、
ベネディクト・カンバーバッチです。

Jack English (C) 2010 StudioCanal SA



いやー、カンバーバッチって変わった名前も珍しい。
リスみたいな顔(に私には見えた)で、瞳が青いからなんだかちょっと哀しげ。
とくにハンサムって感じじゃないんだけど、この人が画面に出たら、
なんだかずっと目が離せないのはなぜー?
裏切りのサーカス.jpg
Jack English (C) 2010 StudioCanal SA

この場面、スマイリーに頼まれた書類をMI6の資料室みたいなところから探し出して、
盗んでくるところとかめちゃくちゃハラハラして、でも最高にわくわくします。
この場面が一番好きでした。
もう上映が終わってしまった「戦火の馬」にも出ていたそうで、見てないので残念。
DVDで見なければー。
でもこの映画自体をもう一度見たいです。
誰が裏切り者なのかがわかってから見ると、見え方が全然違うらしいです。
確かに、裏切り者が誰だか疑心暗鬼で見てると、
映画の端々とか伏線を楽しむ余裕がないからねぇ。


posted by アンジー at 02:06| 福岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | cinema/handsome beauty | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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