『詩人の眼・大岡信コレクション展』が福岡県立美術館で
開催されています。今週末までです。
その美術館の近くにある私のお気に入りのバーのマスターが、
何度か行きたい展覧会だよと言っていたので、私も行ってみました。
やっぱり面白くて、何度も行きたくなる気持ちもよくわかりました。
どうしてこうマスターと趣味があうんだろう。
だから居心地がいいんだな、あのバーは。詩人って不思議な職業のような気がして、
下世話ながらどうやって稼ぐんだろうというような
素朴な疑問を抱えていた私にとっては、
こんな素晴らしい作品群をコレクション出来るだけの財力があることに、
単純にびっくり。でも、それは詩人という職業柄、
芸術家たちとの付き合いでコレクションしたわけではなく、
大岡信の人柄から芸術家たちとの親交が深まった結果なのだと、
コレクションのエピソードを観ていたらとてもよくわかる。
有名無名問わず芸術家たちから
「大岡へ」という私的なプレゼント作品が多数あって、
思わずプレゼントしたくなる人っているんだろうなぁと思う。
大岡信と付き合いがあった芸術家の中に、私の親戚もいたので、
意味もなく、ちょっと嬉しい。
ちょっとした再展示のコーナーで、
高島野十郎の特集も組まれていてよかった。
12月10日(日)まで福岡市美術館にて開催中。
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