一緒にモロッコに行った友だちと写真交換がてら、
モロッコ料理店『クレセント』へ行きました。
なんと、福岡でもモロッコ料理が食べられるのです!

階段をあがった建物の二階にありました。
二階なので店の中の様子がわからないので、
ちょっとドキドキしたけれど、予約もしていたし、
いざ店内へと階段を上がっていたら、
上から男の人が。外国の人だ!ということはシェフではないか?
用事があって降りようとしていたはずなのに、
私たちがあがってきたからそのまま引き返して店に戻って、
ご予約のアンジー様ですね、と。
私たちが帰るまで彼は降りていかなかった。
用事はいいんかい?とずっと気になってしまったけれど。
それともお出迎えだったのか?
お店に入ってすぐのカウンターの上には、タジン鍋が勢揃い。

タジン鍋ってインテリアとして置いてあっても、
とんがり帽子のようで、かわいらしいです。
料理は一応電話で予約した時に頼んでいたものを確認されて、
チキンのタジンのコースと、コースにあったスープをやめて、
クスクスにしてもらう。
そしてメニューにはなかったけれど予約の時に頼んでみたら、
出来るってだったのでお願いしたモロッコのパンケーキ「ムサメン」。
すると、町によって同じムサメンでも作り方が全然違うそうで、
どこの町のムサメンがいいですか?と尋ねられてしまい、
どこの町のものでも、シェフが作れるものでいいですよ、
とお願いすることに。
飲み物は一応、ビール、ワイン、カクテル、その他諸々、アルコールがありました。
モロッコ産のワインもありますと言われて、
紹介されたのが「いちじくのワイン」。
甘いからデザートの時にどうぞと言われた(ような気がした)ので、
料理を食べる時は、チリワインを頼みました。
フランス産のワインとチリワイン3000円〜。
友だちと、お互いがモロッコで撮った写真を見せあってみたら、
同じところへ行ったのに撮った写真はまるで違うのが面白かったです。
モロッコの思い出に浸っていると、まずサラダが出てきました。
でも、ちょっとばかり残念なことに、
見た目は、モロカンサラダじゃなかったです。普通過ぎる・・。

でもスパイスが同じなのかモロッコで食べたサラダと同じ味っ!

モロッコのサラダといえば、こんな↑
超みじん切りなトマトとピーマンとタマネギのサラダこそが
モロカンサラダなはずなのに・・。


タジンはチキンタジンをホット(辛い)と
あまりホットではない二種類にしてもらったので、
食べ比べてみたけど、どちらもほどよい上品な味わい。
モロッコで食べたほうがスパイスがかなり効いていたような気がするけれど、
日本人向けに優しい味に仕上げているんだろうなぁと思います。
パンも三日月型をしててタジンのスープをひたして、
皿まで食べる勢いで食べ尽くしました。


スープをクスクスに代えてもらったのですが、このクスクスがとても美味!
モロッコで食べたのよりとても美味しかった。
柔らかく煮込んだ野菜の甘みと、肉の旨味をたっぷり吸い込んだクスクス。
クスクスは極小のパスタ。ご飯粒とはやっぱりちょっと違います。
そしてムサメン。モロッコのパンケーキです。
これは首都ラバトのムサメンだそう。
モチモチしていて表面はカリッとしてました。
ちょっと焦げてるけど、バターをつけて食べると美味しい。

しばらくしたら今度は別のムサメンが。
シェフの出身地ティネリールのものだそうで、
ラバトのものより薄くてカリッカリッ。塩味が効いていました。

ピザでいえば、ラバトのはナポリのピザ、
ティネリールのはローマの薄焼きピザという感じかな。
どちらも美味しかったです。
でも初めてお客さんに出したので今日のはサービスですってでした。
ありがとう!
デザートの前にイチジクのワインを頼んだら、出てきたのは・・。

ん?ワイン?グラッパみたいな蒸留酒でカーッと熱いお酒です。
甘いデザートのようなワインを想像していたのでちょっとびっくり。
でもグラッパも食後酒だから、これも食後酒にというつもりで、
デザートの時にって言われたんだと思います。
ナッツを出してくれた器もタジン鍋のミニミニ版。かわいいっ。

デザートはフレンチっぽい。クリームブリュレでしょうか?
甘いものの名前あまり詳しくないのですが、
これってアメリが好きなデザートのあれよね?

最後にミントティを飲んだけど、
いい気分ですっかり写真撮り忘れてしまう。
でもスッキリ食後に口の中がさっぱりしてよかったです。
この↓写真は、モロッコの絨毯屋さんでミントティを出してもらった時に撮ったのですが、

ブレた写真なのでわかりにくくてすみませんけれど・・。
こんな風に高い位置から注ぐのは、
表面に泡がブクブクと立たせるためだそうです。
モロッコでは表面に泡が立っていないお茶はお茶とは言えないそうです。
お茶の最後の一滴を注いでもらった人は幸せになるそうで、
二人のどっちに注ぐ一滴が最後の一滴になるだろうって楽しみながら注いでくれたので、
最後のお茶まで楽しかったです。
二人のどちらが最後の一滴だったかは忘れてしまいましたが。
幸せになりたいね!
それと、モロッコでは彼女にプロポーズをした後、
彼女の両親のところへ挨拶に行った時に、
甘いお茶が出されたら、結婚していいと許されたという意味で、
甘くないお茶が出されたら、お断りだという意味だそうです。
面白いです。
ベルベル人の薬局でグッドラックの模様を額に描いてもらった写真を見ていたので、
ベルベル人のシェフなら意味もわかってるだろうのに私は、
グッドラックって意味だって言われたよと説明してしまいました。
すると、そうねー、これは「私は結婚したいです!」という意味の模様ですよ。だって。
ヒャー恥ずかしや〜。「私は結婚したいです」って顔に描いて
スークの中を歩き回ったのか私たちは。
ベルベル人の女の人はいつでも早く結婚したいのです、
結婚=女の人の幸せ、なんです。だからつまり、結婚=グッドラックなんですよ、と。
あの時の化粧にあやかりたいねぇと独身女の二人はぼやきました。
他の写真も見ていたら、うわっここは私の町です!
なつかし〜、ちょうどこの辺りに実家があります。
といってカスバの写真を懐かしそうに見てました。

帰りにターバンの巻き方を習って、私ったら、
ターバンを巻いたまま地下鉄に乗って帰りました。
違う日にも習ったように巻いてみました。
友だちが携帯で撮った写真です。

どうなんだろう〜。ただの酔っぱらいですな。
酔っぱらいのベルベル人なんてありえないんですが、
それなりに見えてしまう偽ベルベル人の出来上がり!

周船寺駅(地下鉄/JR筑肥線)からスグなので、
周船寺とはいえ、とてもわかりやすい場所にあります。
次は誰を誘おうかなぁ。モロッコの味が恋しくなったらまた行きたいです。
■bistro bar CRESCENT(クレセント)
電話:092-807-8860
住所:福岡市西区周船寺2-1-15
営業時間:11:00-22:00
駅近でこんなにいいお店があるなら、アンジーさん、
きっと常連になるのではないですか?
>ムサメン
ムサい料理人のおっさん、かと思いました(汗
食べてみたいな〜。
>次は誰を誘おうかなぁ。
(゚∀゚)ノ ハイッ!ハイハイハイッ!(挙手)
『タジン』と『クスクス』ぐらいしかないじゃないですか!
すぐ覚えますよ。『ムサメン』はそのうちメニューになるかな?
周船寺と聞くと一瞬えっ?なんで周船寺?
と思うけど、駅近でとても便利なのはいいですよね。
でもシェフは唐津から通っているそうです。
一緒に行った友だちは今宿駅利用者なので、
多分、彼女のほうが先に常連になるに違いないです。
ムサメンと聞いて、ムサイ料理人のおっさん!
って笑う〜、零さんの想像力に相当ウケました。
でもこの店のシェフは優しい顔立ちの好青年でしたよ。
おおー、挙手なさった方がいるではないですか!
周船寺でもいいんでしたら、今度お誘いしましょうかね〜。
っていうか確か、西区寄りに在住でしたよね、
零さんのほうが近いってことですね。
クリームとか豆のペーストとか何種類か置いてあって、それ塗って食べたよねぇ。
お店(場所か?)によって素材や塗るものがいろいろ違ったよねー。
そんな感じかいな?
偽ベルベル人、ターバン似合いすぎ。ぷっ
そういえば、ターバンの巻き方教えてもらってなーい・・
あれこれペースト塗って食べた。
ゴマのペーストが美味しかったよねぇ。
買って帰ってきたぐらいだもんね。
あ、ターバンの巻き方、二枚もあげたのに教えてなかったね。
旅行で一緒だった人たちが動画で撮っていたので
YouTubeにアップロードしたそうだから、見せてもらおうと思ってる。
それを見るか?
わーぉ、行ったのですか!いいなぁ。
美味しかったでしょー。
私も近々、久しぶりに行こうと思っています。